菊花賞/ディープインパクト

3冠で一番長いレース、ここでは出遅れても構わないから無事にゲートを出る事がディープにとっては大事だった。
しかし、ゲートが切られスタート。今までで一番いいスタート・・。まあスタートがよいのはいいことだ・・と思ってみていると、明らかに道中かかってるし・・。レースはシャドウゲイトがひっぱり、アドマイヤジャパンが二番手。ディープを落ち着かせるのに武が四苦八苦している感に、先頭〜二番手、二番手〜三番手集団の差が開く・・距離未経験の若駒には最悪の展開・・・ディープなら直線で一気においつくと思っていたけど、こんなに引っかかって本当に最後の直線で伸びきれるの??って嫌な考えも頭をよぎる。
そうこうしているうちに3角。ディープはまだじっとしている。
この辺の我慢は流石に長距離マイスター武豊
4角を回って、5馬身〜7馬身程度の差があったものの、カーブを回って、若干外に持ち出し一気にスパート。
いつもの化け物みたいな伸びではなかったが、一完歩ずつ差を縮め、終わってみれば2馬身差完勝。

長距離で引っかかりながら、最後まで脚色が衰えない凄さはさすがに同期の中ではずば抜けていた。ただ、本当に強いステイヤーとやったら来年の天皇賞はちょっと危険だなと思った。

昨日も雨が降っていたらアドマイヤジャパンをかわせていなかったかもしれない。もちろん雨なら雨の乗り方を、武はしたではあろうけれど。

もう1つ、気になるのが、ディープの気性。ディープが道中行きたがる姿を始めて見た気がする。スタートの出がよすぎたから、長距離でペースが遅すぎたから・・・とかならいいんだが、サンデーの成長するに従い、気が荒くなる馬が多い・・という傾向がディープにも出ているんなら、ちょっと心配。

次にどこにいくのか知らないが、来年は海外遠征という話が出るだろう*1現役の伝説馬なので些細な事が気になってしまう。

2着以下では、アドマイヤジャパンがこのタイムで走りきれたのはかなり意外。斬れる脚はないが、持続力はあるということか・・・ローゼンクロイツは逆にいい脚が一瞬しか使えない。直線に入ってすぐのところでは、一番脚色がよかったのに。
シックスセンスは堅実に突っ込んでくるタイプだが、あまり厳しいレースでないと善戦マンで終わってしまう。

馬券的にはミツワハイスカイがもうちょっと前にいれば楽しめたかな・・。

*1:そもそも春天なんかスルーしそう