宝塚記念①

今日から春を締めくくるグランプリの有力馬を分析していくことにする。
ゼンノロブロイ
前走、3200Mは向かないと思われたが、勝ち馬には離されるも前にいったぶん、2着を確保。やはり前にいけることは競馬では大きな有利であるということ(暴走は除く)。この馬、新馬戦以外は常に先行もしくは中団の前目につけていながら、最後も斬れる。但し、長くいい脚を使うタイプではない。先行押し切りのタイプではないということを頭にいれて乗らなければならないだろう。今回乗るのは田中勝春、嫌いではないが、全幅の信頼をおけない。
長くいい脚を使えない事は今年緒戦の日経賞が象徴的であったように思う。敗れはしたが、あれは距離ではなく仕掛けが若干早かった。直線、勝ち馬に並びかける時はすさまじい脚を使っているのにそこから一気にいけない事から使える脚がそう長くはないことを示している。去年の神戸新聞杯のようにサクラプレジデントに先にまくらせて直線入ってから一気に追い出すような競馬をしなければ持ち味がでない。
競争能力でいえば、現役トップクラスであるが、宝塚記念は先行押し切りできるような長くいい脚を使うタイプが向くレースである。メジロマックイーングラスワンダーテイエムオペオーなど、去年のヒシミラクルも位置取りは後ろだったが切れ味より息の長い脚が魅力だった。
今年もそういう馬が台頭するのかといえば、台頭するように思う。タップが先行→ロングスパートることが予想されるからだ。
このことから斬れで勝負するタイプのゼンノロブロイで単は勝負できない。
そういえば、この馬に日経賞で勝ったウインジェネラーレはどうして宝塚に出ないんだろう。